BLESS Book vol.3
BLESSの25周年を記念して作られた、10年ぶりとなるBLESS BOOKのvol.3。
vol.1 / vol.2ともに今は高値で取引されるなど、ファンからは喉から手が出るほど欲しいアイテム。
今回のBLESS BOOK vol.3は、2010年から2022年までのBLESSにまつわる人々、場所、出来事をつづったアートブックです。
Douglas Fogle & Hanneke Skerath 、Anna Gritz & Krist Gruithuijsen、林央子、Tom McCarthy、Jeppe Ugelvigによる洞察に満ちたエッセイをはじめ、ミュージアムでの展示やイベントの記録、コロナ禍を含むこの期間に制作されたプロダクトにおける表現などをまとめています。
ブックの表紙には、2022年にベルリンで行われた25周年のイベントに集まった世界中のBLESSチームの面々がプリントされています。
SIZE
縦 |
横 |
厚み |
約24cm |
約17.5cm |
約2.2cm |
BLESS / ブレス
Ines Kaag(イネスカーグ)とDesiree Heiss(デジレーハイス)によって設立されたBLESSはドイツ・ベルリン発のブランド。
1993年ファッションスクール在学中に2人は出会い、1995年にBLESSをスタートさせる。
そして翌年秋、2人がリサイクル・ファーを使用したデビュー作【N°00 Fur Wig(ファーウィッグ)】
を発表。
その宣伝方法が斬新で、i-D / Self Service / Purple Fashionなどの名だたる有名雑誌から1ページを買取り、広告とした。
反響は2人の予想を大きく上回り、メゾン マルタン マルジェラのファッション・ショーのアクセサリーに使用されるなど、その後の多彩な活躍ぶりを予感させる話題を集めた。
以来、デジレーはパリ、イネスはベルリンを拠点にアクセサリーやインテリア・プロダクト等の新作を年3〜4回発表するという異例なスタンスで活動を始めた。
ファッション界を拠点にしながらも、家具、家電品、映画、装飾品や便利グッズのようなものまで新作として発表してしまう枠を超えた活動により、インテリアやアートの世界にもその存在を知られ、展覧会やコラボレーションなどを精力的に行なってきた。
毎回誰も思いつかないような手法で、斬新な作品を世に発信するBLESS。
コンセプトを深く掘り下げてからモノ作りを始めるため、アートの世界の人々からの評価も高い。
それでも2人は言う。
「私たちは、ファッションでモノ作りをしていたい。ブティックのウィンドウならあらゆる人がみてくれるけど、場所が美術館だったら、限られた人しか見にきてくれないから。」と。
現在は、年に二回、パリのファッションウィークで発表を続けながら、プロダクトも発表しているBLESS。
それらのアイテムは日常でのちょっとした思いつきやアイディアを活かしたものが多く、あくまで“使える”ものである。
BLESSのブランドのコンセプトの中には常に”日常“があります。
また彼らはデビュー以来、どんな取材であっても顔出ししないと決めており、それは"誰が作ったか"ではなく"何を作ったか"に注目をして欲しいという思いから来ています。
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